浜村動物病院・矢野病院 | 日記 | 3月27日（水）

矢野病院で診察
昼は猫の去勢手術と犬の下顎骨骨折の創外固定除去

今日の創外固定除去の犬は猟犬で、年末にイノシシ猟に行って、
誤って鉄砲で撃たれたもので、右側の下顎が7つに、左側が3つに割れたものです。
さすがに右側は前半分をあきらめざるを得なくて、鉄砲の弾と共に骨片を取り除き、
左側は髄内ピンとワイヤーと創外固定で手術をし、今日およそ90日で、創外固定と、ワイヤーを取り除きました。
この犬はとても性格がよくて、入院中の口の中の消毒も嫌がらずに素直にさせてくれていて、
退院してからも、飼主さんによると、こぼしながらも一生懸命食べているそうです。
銃創はひどいもので、昨年12月には鉄砲で撃たれ2頭の犬を治療しました。
1頭目は腰椎を粉砕しており、創の消毒洗浄閉鎖は何とかしましが、翌朝亡くなりました。
2頭目が今日の犬で、元気に過ごしている姿が見れてすごくうれしい。
1発の鉄砲の弾がこんなに大きく体に穴をあけるものかと驚きます。
鉄砲は撃ってはいけない。