浜村動物病院・矢野病院 の日記
-
3月30日(土)
2013.04.01
-
矢野病院で診察
朝8時40分から夜8時半まで全く休憩なしで、診察と手術が続いた。
トイレに行った記憶も定かではない。
午前中、診察中に、フレンチブルの子犬が心肺停止状態で運び込まれる。
話によると散歩から帰っていきなりけいれんを起こしそのまま呼吸が止まってしまったようだ。
病院に到着するまで30分、すでに体は冷たく、関節も少し硬くなってきていた。
蘇生できる可能性はない。ついこの間予防接種を済ませたばかりの子犬、これも運命か。
短頭種のけいれんは気道の閉塞を起こしやすくとても危険。
午前中の外来が終わったのが2時前、そのまま予定のダックスフントの抜歯、歯石除去を全身麻酔下で行う。
この子は、ひどい歯石の為、上顎の奥歯の歯石が接する所の頬に穴が開いてしまっていた子で、両頬ともで、それもきれいにして縫合した。
3時過ぎに終わり外来診察に引き続き入る。4時ごろだろうか、看護師で研修生の岸本君が、
ばししたダックスフントの口が血だらけです、と報告してきた。
見てみると、完全に止血できていた抜歯した歯肉からひどく出血している。
外来を中断し、あわてて、レーザー等で止血する。
その後外来診察が6時過ぎに終わり、昼に予定していたウサギの皮ふ膿瘍の手術を行う。
ウサギの飼主さんには今日帰れない旨説明し、お詫びして、明日のお迎えにしていただいた。
このうさぎさん若いころにもいろいろあったけど、もう13年目になり両眼白内障で、目が見えない。
でも今回の膿瘍にもかかわらず、元気食欲くあり、もっと長生きしそう。
その後、入院の子たちの診察と治療を行い、後かたずけが終わったら8時半になっていた。
スタッフのほとんどが、昼ごはん無しになってしまって申し訳ない。
私はその後一休みして、山のようになったカルテの整理をしたが今日中には書ききれなかった。